レベル7
- 大学生活に必要な事務連絡や、教員の指示を聞いて、内容が理解できる。
- 知識や関心のある内容の講義や報告を聞いて、要点やキーワードをつかむことができる。
- 話し方がはっきりとしていれば、身近な話題についてテレビ番組の要点を理解できる。
- 身近な話題(趣味、旅行、時事問題など)について、意見を表明したり、情報を交換したりできる。
- 意見、計画、行動について、理由を挙げて説明することができる。
- よく知っている話題について、準備をすれば、簡単なプレゼンテーション(口頭発表)ができる。
- 長い文章や資料にざっと目を通し、必要な情報を探し出して理解することができる。
- 身近な話題についての簡単な新聞記事を読んで、重要な点を取り出すことができる。
- 簡単なメモやe-mailで、問い合わせ、依頼、理由の説明などを、分かりやすく書くことができる。
- レポートを書く時に、集めた事実情報をもとに報告し、自分の意見を提示することができる。
レベル8
- 専門的な内容の講義やプレゼンテーションを聞いて、要点が理解できる。
- 標準的な言葉遣いのドキュメンタリー番組、インタビュー、討論、たいていの映画が理解できる。
- 母語話者を相手に、お互いにストレスを感じさせることなく、流暢に自然に対話できる。
- 身近なテーマの議論に積極的に参加し、自分の意見を説明したり、コメントを述べたりできる。
- 時事問題について、いくつかの視点の長所、短所を示して自分の意見を説明できる。
- 重要な点を強調したり、問題事例を捕捉したりして、明確なプレゼンテーションができる。
- 時事問題に関する記事や自分の専門分野の資料から、情報や意見を読み取ることができる。
- 現代文学の作品を、辞書を使いながら読むことができる。
- いろいろな資料から集めた情報や議論の内容を、要約して書くことができる。
- レポートを書く時に、根拠を示しながら、ある視点に賛成や反対の理由を挙げて論述できる。
レベル9
- 専門的な内容の講義、議論、プレゼンテーションの内容を、特別の努力なしに理解できる。
- 幅広い慣用表現や口語表現を理解できる。
- 敬語などの待遇表現を適切に使用し、幅広い語彙を用いながら、言いたいことを自然に表現できる。
- 感情表現、間接的な言い回し、冗談など、状況に合わせて効果的に言葉を使うことができる。
- 発音やイントネーションにも配慮しながら、明確で詳細なプレゼンテーションができる。
- 長くて複雑な文章でも、難しいところを繰り返して読めば、専門外の内容でも詳細を理解できる。
- 辞書をときどき使えば、特有の言い回しのあるビジネス文書の内容が理解できる。
- 長い、難しい文章を要約することができる。
- 状況や相手に配慮し、適切な待遇表現や文体を用いて、形式の整った手紙やビジネス文書が書ける。
- 理由や関連事例を詳細に加えて、特定の視点からの論を展開し、明確な構成をもった論文が書ける。
レベル10へのステップ
- 母語話者の速いスピードの話が聞き取れるようになりたい。
- いろいろな慣用表現や口語表現が分かるようになりたい。
- より分かりやすい口頭発表やインタビューができるようになりたい。
- ビジネス会話に必要な敬語などの待遇表現を使いこなせるようになりたい。
- 専門的な記事や論文がすらすらと読めるようになりたい。
- いろいろな文学作品が読めるようになりたい。
- より説得力のある論文・レポートが書けるようになりたい。
- より高い文法的正確さを身に付けたい。
- より自然な発音やイントネーションを身に付けたい。
- 「日本語能力試験」、「J.TEST実用日本語検定」で高得点を取りたい。
- 「BJTビジネス日本語能力テスト」で高得点を取りたい。
⇒このような目標を持つ皆さんには、以下の選択科目を受講することをお勧めします。
「アカデミック日本語3A・3B」、「アカデミック日本語4A・4B」、「ビジネス日本語A・B」
漢字を学習したい、文法を復習したい、検定試験に合格したいなど、特定のスキル(技能)を強化したい人は「日本語スキルアップA・B」を受講するとよいでしょう。これらの科目の開講年次や授業内容については、学部便覧や授業シラバスをよく見てください。分からないことがあれば、担当教員に相談してみましょう。