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 本研究の趣旨 
 ここに図示するのは、ヨルダン南部の町、アル・フセイニーエです。
 この町は遊牧民の定住化によってできた町ですが、実際に住み着いたのは、アウダート部族連合とディアバート部族の、二つです。
 興味深いのは、それぞれのグループが、居住する街区を異にしているだけでなく、墓地をも違えている、という点です。一つの町の中で二つのグループが、生と死の両面において、明確に住み分けているわけです。
 このように、一見して一つの町のように見えても、その内実は部族の寄せ集め。ここに、中東都市の特異性があると言えます。
 自衛隊がサマワ市で直面し、当惑しているのが、まさにこの問題なのです。